誹謗中傷のしくみ

人が誹謗中傷を行う理由とは

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SNSを始めとするネットでの各種サービスの拡充が、各個人の意見発信力を強めている昨今だが、そこで発信される特定の個人や団体に対するネガティブな指摘(誹謗中傷)が問題となっている。 しかし、今でこそネット世界が注目されてはいるが、「誹謗中傷」という行為自体は昔から存在する。「井戸端会議」などの噂話や、大きい組織に対して反旗を翻す者に対する「制裁」がそれだ。 なぜ、人は「誹謗中傷」を行うのか。それは、人の本能に依るものだろう。人は動物の一種であり、動物の摂理は「弱肉強食」である。自ら以外を貶めて相対的な立場や力を得ようとするのは極々自然な事である。「誹謗中傷」はそんな人間の一種のツールではないだろうか。

他社に攻撃を受ける者の特徴

誹謗中傷をされてしまう個人や団体の大きな特徴として、「他者に対して不利益をもたらす者」が挙げられる。 ここで言う不利益とは、大多数が享受しているもしくは、享受する事が可能な 「相対的」な利益の喪失を指しているのであり、経済学的な観点による「絶対的」な利益でない点に注意する必要がある。 人は生活していく以上、必ず何かしらの組織に属する事となる。組織には、それが成り立ってから現在に至るまでに構築された慣習が存在する。この慣習に逆らい、新しい観点から見た利益の享受を目指す者は、当人以外の立場の者から妨害に合う。但しそれは、当人以外にとって自らを守る必然の行為でもある。 この様に、ある立場からすると「誹謗中傷=悪い事」とされるが、別の観点から見れば「誹謗中傷=自らを守る仕方のない方法」である場合もある。